クラシックおすすめ作曲家 前回の続き ロマン派
チェコ🇨🇿
ナショナリズムに基づくチェコの国民音楽を書いた。交響詩「我が祖国」の「モルダウ」が特に有名。
オーストリア🇦🇹
ワルツ王。父はマーチ王のヨハン・シュトラウス1世。ウィンナー・ワルツ(ウィーン風ワルツ)ポルカ(チェコの舞曲)を多く書き、両曲の発展に貢献。毎年1月1日にはウィーン楽友協会の黄金のホールで彼のワルツを演奏するニューイヤーコンサートが開催されている。ワルツ「美しき青きドナウ」、「アッチェレランド・ワルツ」、「皇帝円舞曲」、ポルカ「雷鳴と稲妻」などが有名。
ドイツ🇩🇪
ハンブルク生まれ。交響曲とピアノ曲が有名。交響曲1番は、ベートーヴェンの交響曲10番と呼ばれた。四つの交響曲、2つのピアノ協奏曲、そしてドイツ・レクイエムが有名。
ロシア🇷🇺
ロシアのロマン派音楽の第一人者。現在のモスクワ音楽院は彼に因んでチャイコフスキー記念モスクワ音楽院と呼ばれ、同地でチャイコフスキーコンクールも開催されている。特にバレエ音楽「くるみ割り人形」、「眠れる森の美女」、「白鳥の湖」、ピアノ協奏曲第一番、そして交響曲第6番「悲愴」が有名。
ロシア🇷🇺
ロシア国民学派の集団「ロシア5人組」の1人。本業は軍人。ピアノ組曲「展覧会の絵」と交響詩「禿山の一夜」が有名。
チェコ🇨🇿
スメタナと同じチェコの国民学派。アメリカに移住し、アメリカの黒人霊歌をクラシック音楽に取り入れた。交響曲第9番「新世界より」や「スラヴ舞曲」が特に知られている。
イタリア🇮🇹
ヴェルディと共にイタリアオペラにおける第一人者。悲劇を多く書いた。ロマンチックな旋律が多く、泣ける。「誰も寝てはならぬ」で有名な「トゥーランドット」長崎を舞台にした「蝶々夫人」、「ラ・ボエーム」などが有名。
ドイツ🇩🇪
描写音楽である交響詩を多く書いた。ワルツ王のヨハン・シュトラウスとの血縁関係はない。第二次世界大戦期にはナチスに加担し、音楽活動を続けた。「ツァラトゥストラはかく語りき」、「ドン・フアン」、「ドン・キホーテ」、「英雄の生涯」(いずれも交響詩)などが有名。
ロシア🇷🇺
日本ではほとんど知られていない。ラフマニノフの一個上で彼のライバル。ピアノ曲を多く描き、「神秘和音」という独自の手法も編み出した。初期はショパンの影響が強く、後期はロマン派というより印象派に近い。10のピアノソナタ、ピアノのための練習曲などが有名。
予想以上に文字数が多いため、最後の1人は次回に回す。Tschüss!